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2005.08.23

姑獲鳥(うぶめ)の夏

姑獲鳥の夏 京極夏彦


京極 夏彦 / 講談社(2003/08)
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映画化されて話題になっているので1994年に出版された京極夏彦のデビュー作を読み直してみた。

時代は終戦直後の設定。鬼子母神の隣にある代々続く産科病院で娘婿が密室から消失し、妻は1年半も身篭ったまま、また新生児の消失が続いている。その謎を解明するために病院の長女が榎木津の薔薇十字探偵社に依頼に来る。

確かに事実が判明したら不思議でもなんでもない。
「だいたいこの世には、あるべくしてあるものしかないし、起こるべくして起こることしか起こらないのだ。自分達の知っている、ほんの僅かの常識だの経験だのの範疇で宇宙のすべてを解ったような勘違いをしているから、一寸常識に外れたことや経験がない事件に出くわすと、皆口を揃えてヤレ不思議だの、ソレ奇態だのと騒ぐことになる。だいたい自分達の素性も成り立ちも考えたこともないような者に、世の中のことなんかが解ってたまるかい」

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» 制作裏話「姑獲鳥の夏」 [独身社会人映画ファンメーリングリストHP掲示板]
“姑獲鳥”とかいて“うぶめ”と読ませます。 出産で死んだ女の無念から生まれるという妖怪の名だそうです。 京極夏彦はデビュー作「姑獲鳥の夏」で、 いきなり40万部を超えるベストセラーをかっ飛ばしています。 これまでの男性ミステリーファンのみならず学生やOLにファン開拓が出来たからです。 その後、映画にもなった「嗤う伊右衛門」では泉鏡花賞を受賞。 長編を発表するたび直木賞、山本周五郎賞、日本推理作家協会賞などを次々受賞、いまや絶大な人気... [続きを読む]

受信: 2005.08.24 15:20

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